平成24年度 テーマ『温故知新』第2章

〜厳しい経済状況下での地域から必要とされる企業づくり仲間つくり〜

 平成24年度は、震災からの復興需要により東北を中心とした景気回復が見込まれております。しかしながら、経済状況は依然不透明なまま推移しております。

 震災後の苦境に立ち向かっていくためにも、地域内での世代を超えた経営者同士の交流が必要だと思われます。震災の影響を受けた東北三県の復興の原動力を地域の中小企業が担っていることを鑑みれば、自ずと経営者同士の交流が必要だと確信します。

 我々富士宮支部には新入会員が多数入会して多くの学びを必要としております。反面、先輩経営者の参加が少なくなり新入会員の多い例会活動に偏ってきております。先輩経営者は新しい辞書の1ページの発見、新入会員は先輩会員の経験値から学ぶといった共に学ぶ機会を増やしていきたいと思います。

 今年は富士宮支部設立30周年を迎え、9月には記念式典を計画しております。記念式典の開催は、ひとえに30年もの期間、多くの先輩経営者たちが同友会で切磋琢磨し、本音で語り合って会社経営をしてきた結果だと思っております。

 今までの30年から共に同じ地域に暮らしていく経営者同士として更なる交流が必要となります。

 そのために、テーマは「温故知新」。一昨年とテーマは同じですが、一昨年よりも更なる交流の場を作り、経営者としての学びの場を共に作り上げていきたいと思います。


24年度 静岡県中小企業家同友会 富士宮支部
支部長:簑 威頼(有限会社朝霧牧場 代表取締役)